何を選ぶにしても、広告だけで良いお店と悪いお店を見分けることは難しい事です。バイクを売却しようとする場合、まず思い浮かべるのが、出張買取専門店ですが、ホームページやバイク雑誌等に広告を掲載している業者の中には、残念ながら電話で対応した時と、態度や買取金額が大きく変わり、強引に買い取っていくケースや、お客様が断ったら出張費を請求するケース、バイクを売却したけどお金を払ってくれないケース、税金の請求が来るケース・・・そんなトラブルをよく耳にします。せっかく思い出のつまった愛車を売却するのですから、安心。確実の業者と出会いたいものです。
 
   ある雑誌広告を見ると一つの買取店が10以上の屋号を持ち、いかにも別会社という感じで広告を出している業者があります。どのフリーダイヤルにかけても、つながるところは一つの買取店、オペレーターも同じような人、答える金額も同じような・・・ それってどういう事でしょうか?
 
     買取専門店は買い取ったバイクのほとんどをバイクの(業者向け)オークションに出品しています。理由はそのバイクの次のユーザーになるお客様に売るための技術や手段が無いからです。しかし全国のバイクのオークション会場は数える程しかありませんし、またその出品台数の総数はたかが知れた数です。もし本当にそれだけの支店やセンターが存在すれば、出数総数は膨大な数になる事でしょう。
 つまり、全国に数ヶ所ならともかく、数十ヶ所もあるような業者は怪しいのでは・・・
 
     車種別にズラズラと並んで書いてある表です。バイクは一台一台状態が違うのが当たり前なのに、表にして一律幾らなんてありえません。最低買取額はともかく、最高買取額はまったく意味がないのでは・・・
 
     いざ業者が現車の査定をしたら、理由も無いのに買取金額が大きく変わったとか、断ったら出張手数料を請求された。そんな話をよく耳にしています。ネットでの査定や、フリーダイヤルでの査定の際にバイクの情報を正確に伝えるのはもちろんですが、あくまで口約束です。
 「契約不成立の場合でも手数料は一切頂きません」と明記してある業者を選ぶのが賢明です。
 
   
日本二輪車協会
中古二輪車査定士
認定番号 380028
 何の専門職でも、その資格という物があります。バイクの査定もオートバイ査定という資格制度があります。現在、nmca日本二輪車協会と全国オートバイ組合連合会という2つの公的団体がオートバイ査定士の資格制度を作っています。(2003年には2つの査定士資格も一本化される予定です)資格もない査定士に、自分の愛車をこんな金額ですと理由もない査定金額を出してもらうより、資格のある査定士に、しっかりとした査定をしてもらった方が良いと思います。